琥珀糖の失敗の原因と改善方法

琥珀糖は寒天と砂糖があれば作れるので、作り方も簡単と思いきや、結構「失敗した!」という人が多いお菓子です。

シンプルな材料だからこそ、ちょっとしたことが失敗の原因になります。

本記事では琥珀糖を作るときの失敗の原因と改善方法を解説。

「プレゼントで持っていく当日に間に合わない!」とか「いつまでたっても固まらない」ということを避けたい人は、記事を読んでみてください。

記事を読むと宝石のような見ための、とてもキレイな琥珀糖を作れるようになりますよ!

目次

琥珀糖の失敗

煮詰めすぎ

琥珀糖が失敗する原因の1つに「煮詰めすぎ」があります。

琥珀糖は鍋で寒天を水に溶かした後、砂糖を混ぜて煮詰めていきます。

このとき、火加減は弱火~中火でおおむね10分ほど火にかけます。

ヘラでゆっくりと混ぜながら様子を見ていくのですが、トロっとしてきて、ヘラを持ち上げると「糸が引く」状態になったら火を止めてください。

煮詰めすぎると上手く固まらなくなります。

ちなみに、さらに煮詰めていくと今度は水分が抜けすぎて飴のように固まってしまい、寒天のプルンとした食感が消えてしまうので注意してください。

ポイントは「糸を引く」状態になったら、すぐに鍋をコンロから降ろすことです。

固まらない

琥珀糖を作っていてよくある失敗が「何日たっても固まらない!」というもの。

水分が多すぎ

考えられる原因はいくつかありますが、水分が多すぎることが1番多い原因です。

水分が多くなってしまう原因は「分量外で水分の多いものを入れすぎ」か「煮詰める時間が足りない」かのどちらかが考えられます。

特に味付けや色付けのために、分量外のジュースやかき氷用のシロップを使う場合は注意してください。

入れすぎないようにすることと、レシピに記載されているよりも時間をかけて水分を飛ばしましょう。

ちなみに冷たいシロップなどを最後に加えると、冷たい部分が先に固まってダマになったり、固まりづらい原因になります。

後から水分のあるものを加える場合は、温めてから加えるか、別に用意した寒天液と混ぜてから加えると上手くいきますよ!

砂糖を勝手に減らす

他に固まらない原因として多いのが、レシピに書いてある砂糖の分量を勝手に減らすケースがあります。

琥珀糖を作っていると、その砂糖の多さにびっくりすると思います。

「こんなに食べたら太っちゃうかも」とか、「身体に悪そう……」と砂糖の分量を減らしてしまう人が結構多いんです。

気持ちはわかりますが、砂糖を減らすと琥珀糖は固まりません。

琥珀糖は寒天で固まっていると勘違いされている方がいますが、琥珀糖は砂糖が結晶化することで固まるんです。

砂糖の比率を減らすと固まらない原因になりますので避けましょう。

砂糖を入れるのが早すぎ

琥珀糖を作るときは、寒天を水に十分溶かして煮詰めた後に砂糖を混ぜないと固まらない原因になります。

寒天を溶かした水は、沸騰してから2分ほど加熱してから砂糖を加えてください。

この2分間がとても大事なので、覚えておきましょう。

「どうせ混ざれば一緒でしょ!」と寒天を入れてすぐに砂糖を入れると失敗します。

じゃりじゃり

出来上がってすぐの琥珀糖の透明感がなく、食感がじゃりじゃりとしたものになっていたら、それは水分がなくなるまで煮詰めすぎかもしれません。

水分が蒸発して糖度が一定以上に高くなった高温の液体は、ちょっとした衝撃が加わると砂糖が再結晶化します。

再結晶化とは液体に溶けた砂糖が、もう1度固まることで、こうなってしまうと元には戻りません。

再結晶化を防ぐには、以下のことに気をつけて調理するようにしてください。

  • 強火で煮ない
  • 急激に冷まさない
  • 沸騰してからは混ぜ過ぎない

砂糖が再結晶化してしまった場合は、元に戻らないので注意しましょう。

ベタベタ

作った琥珀糖を固めたけど「ベタベタ」になってしまう人も多くいます。

琥珀糖の表面がベタベタになる原因は煮すぎで飴状になってしまったか、もしくは水分が多すぎたかです。

ただし、ベタベタするだけで形にはなっていれば、対処法はあります。

  • 乾燥時間を長くする
  • グラニュー糖やオブラートパウダーをまぶす
  • ソーダ水に入れるなどアレンジレシピを試す

まだまだ取返しのつく失敗なので、めげずに対策を打ちましょう!

カビ

琥珀糖にカビが生えてしまうのは1番防ぎたい失敗ですよね。

琥珀糖にカビが生えるのは湿度と温度が高いとき。

なので、湿度と温度を上手くコントロールすれば、カビを防ぐことができます。

一定の条件を満たした状態で菌が付着すると、カビは爆発的に増えます。

琥珀糖をカビで台無しにしないためには以下の対策をとってください。

  • 風通しの良いところか、乾燥したところに置く
  • 温度の低いところに保存する
  • 素手で触って菌を付着させない

湿度に関しては、全面が乾燥できるようにつるした網などに置いて、扇風機などで風を当てるのが有効です。

また冷蔵庫の中は干物を作れるほど乾燥していて、温度の低いところという条件も加わるので保存には最高の環境です。

冷蔵庫に入れて、たまに下面になっている部分をひっくり返すというのが1番良いカビ対策かもしれません。

気をつけて欲しいのは、ひっくり返すときに素手でやらないことです。

ビニール手袋か箸などを使うようにしてください。

まとめ

琥珀糖はシンプルな材料のみで作るからこそ、奥が深い和菓子です。

失敗のケースばかり紹介してきたので、作る気が失せてしまってたら、すみません。

でも安心してください。

本記事で紹介した失敗例を参考にすれば、多くの失敗は避けられます。

具体的に琥珀糖を作る方法も知りたいという人は、以下の記事も参考にしてみてください。

きっとキラキラと光った美味しい琥珀糖を作れるようになりますよ!

琥珀糖作り方はこちら

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