琥珀糖の乾燥方法|おすすめの場所や時間をご紹介

琥珀糖は寒天と砂糖というシンプルな材料だけで作るので、作業の一つ一つが大事です。

特に多い悩みが「琥珀糖が固まらない」とか「ベタベタして上手く乾燥しない」、酷いのになると「カビてしまった」など。

本記事では、琥珀糖を作るときの大事な工程のひとつ「乾燥」について、徹底的に解説します。

琥珀糖の乾燥場所、乾燥時間、あるいは乾燥しないときの対処法など、悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。

記事を読むと外はシャリシャリ、中はぷるんとした美味しくてキレイな琥珀糖を作ることができるようになりますよ!

目次

琥珀糖の乾燥場所

琥珀糖を乾燥させる場所ですが、バットなど型に入れて固める段階では冷蔵庫、型から抜いて小さく切ったら風通しの良い場所と2段階に分けて乾燥してください。

詳しくは以下に解説します。

型の中で琥珀糖が固まるまでは冷蔵庫

琥珀糖を型に入れたら、まずは固まるまで冷蔵庫で冷やしてください。

なぜなら冷蔵庫の中は基本的に外よりも湿気が低くて乾燥しやすいから。

また寒天は温度が低い冷蔵庫の中の方が、常温よりも固まりやすいので短時間で出来上がります。

固まりづらくなるのでラップはしないように注意しましょう。

型の中で琥珀糖が固まったら、切って本格的に乾燥させます。

琥珀糖の粒を乾燥させる場所

琥珀糖を乾燥するには当たり前ですが、風通しがよく、湿気がなるべく少ない場所で乾燥させましょう。

例えば、ベランダや縁側、窓を開けた風とおしの良い部屋の窓際などが最適な乾燥場所です。

虫やホコリが付くのが嫌だからといって、お風呂場などで乾燥させるのは避けてください。

虫やホコリが付かないようにするには、フードカバー、食事カバーやキッチンパラソルなどの名前で売られている網目状の蚊帳(かや)を使ってください。

百均で売っているのでお手軽ですよ!

琥珀糖を乾燥するときの容器

琥珀糖は上記で解説したとおり、風とおしの良い場所に置くのが良いのですが、置く容器にも風を通しやすいモノを使いましょう。

フードカバー、食事カバーや網目状の蚊帳も風を通すために使います。

しかしお皿などを使って乾燥する場合、どうしても琥珀糖の下面が乾燥しづらくなります。

なので琥珀糖を都度ひっくり返すのが良いのですが、ちょっと面倒ですよね?

そこでおすすめなのが、ザルなどに置いて琥珀糖の下面にも空気が触れるようにしておくこと。

野菜を乾燥するのに使う野菜ネットに琥珀糖を入れて、吊るしておくなどの工夫をしている人もいますね。

野菜ネットだと場所を選ばず乾燥できるので、おすすめです。

あとは、水分を吸収しやすいクッキングシートの上で干すという方法もありますが、表面の状態次第ではくっついてしまうリスクがありますので注意しましょう。

可能な限り琥珀糖が空気に触れる面積を増やす容器を使うのが、琥珀糖を乾燥させるポイントです。

琥珀糖の乾燥時間

琥珀糖は固まってしまえば、すぐに食べることができますが、売っている宝石のようなキレイな琥珀糖にしたい場合は乾燥させなくてはいけません。

琥珀糖を乾燥させる時間は通常3~7日くらいです。

乾季であれば1日目からある程度乾いて、3日もすれば十分乾燥します。

一方、梅雨の時期などは、どの程度乾燥させたいかにもよりますが、10日くらいかかってしまうときもあります。

どうしても早く乾燥させたい場合は、次に解説する対処法を試してみてください。

琥珀糖が乾燥しないときの対処法

「琥珀糖を作ったけど乾燥しない」そんな失敗をする人が結構います。

せっかく作ったのに悲しいですよね。

「今日、大事な人に渡そうと思っていたのに!」なんて人はショックで、しばらく立ち直れないかもしれません。

大丈夫です。ちゃんと対処法を紹介します!

「琥珀糖が固まらない」、「べとべとして乾燥しない」そんなときは試してみてください。

風に当てて乾燥させる

琥珀糖が固まらない原因の1つは湿気。

湿気が多いと琥珀糖はなかなか固まりません。

そんなときは扇風機やサーキュレーターを使って琥珀糖に風を当てましょう。

風を当てることで琥珀糖が速く乾燥します。

扇風機の首振り機能を使って、風に動きをつけつつ、できれば琥珀糖のあらゆる面に風が当たるように、たまに向きを変えてください。

面倒な場合は、先ほど紹介した野菜ネットで吊るして、そこに扇風機で風を送ると全面が乾燥しやすいです。

熱で乾燥させる

風の次は熱です。

もし自宅に食品乾燥機があれば話は早いのですが、多くの人は持っていないでしょう。

そこで、多くの家庭にあるオーブンもしくはドライヤーの熱で乾燥させるという方法をとります。

温度設定ができるオーブンであれば、40°前後にして5~6時間温めることで琥珀糖が固まります。

ただし、温度が高すぎると逆に固まらないので、気をつけてください。

なお、オーブンで乾燥させると琥珀糖の周りにできるキレイな結晶ができないので、その点はデメリットですね。

「温度設定できるオーブンがない!」、「結晶ができないなんて琥珀糖じゃない!」という方は、ドライヤーを使ってみてください。

ドライヤーなら風と熱の両方で琥珀糖を乾燥させることができるので、扇風機などよりも早く乾燥します。

ほこりが付いたりするのが気になる方は、フードカバー越しに乾燥させるなどしましょう。

表面の水分を抜いて乾燥させる

琥珀糖の表面の水分が多いと琥珀糖はなかなか固まりません。

そこで、上記で解説した風や熱で乾燥をさせるという方法があるわけですが、もっと直接的な方法もあります。

それは琥珀糖の表面の水分を抜くこと。

方法は2つ。

1つ目は、キッチンペーパーなどを使って表面の水分を拭きとる方法。既に紹介した風と熱で乾燥させる方法と併用すると効果的です。

もう1つの方法は、琥珀糖の濡れた表面にグラニュー糖もしくはオブラートパウダーをまぶすこと。

琥珀糖を作ったときに余ったグラニュー糖を表面にまぶすと、グラニュー糖が琥珀糖の表面にくっついて水分を吸収して、琥珀糖が固まってくれます。

見た目もキレイになりますので、おすすめの方法です。

まとめ

琥珀糖作りでの失敗の原因の多くは「乾燥しない」と「固まらない」です。

琥珀糖はシンプルな材料で作るからこそ、失敗の原因はちょっとしたことにあります。

本記事がそんな琥珀糖あるあるの失敗を避けるため、あるいは解決するために少しでも役立つと嬉しいです!

なお、本記事だけでは「失敗の原因がわからない」、「当てはまる原因じゃない」とか「もっと違う理由があると思う」という方は、「琥珀糖の失敗の原因と改善方法」の記事も参考にしてみてください。

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