琥珀羹、金玉羹、干錦玉の違いについてわかりやすく解説

よく琥珀糖を調べると、同時に錦玉羹(金玉羹)や干錦玉のお菓子を目にすることがありますよね。見た目は同じように見えるけれど、違いは一体何なのでしょう?

気になったので調査しました!

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琥珀糖、金玉羹、干錦玉の違い

実は基本的にはほぼ同じで、どれも寒天と砂糖から作られているシンプルなお菓子です。

ではなぜ呼び方が違うのかというと、遡ること江戸時代。当時は一般的には「金玉羹」と呼ばれていたそうです。現在は「錦玉羹」と表示されることが多いですね。

その後、金玉羹をクチナシの実で琥珀色に着色したことから「琥珀糖」とも呼ばれるようになりました。

琥珀糖は、そのまま食べてもおしいのですが、乾燥させると外がシャリシャリ、中がプルプルの食感になります。最近よく話題になっている「琥珀糖」はこの製法がほとんどではないでしょうか。

乾燥させるという点では、「干錦玉」には“干す”という漢字が使われているので、乾燥させた琥珀糖とどう違うのかというところも気になりますよね。

こちらも呼び名が違うというだけで差はありません。和菓子では乾かすということを“干す”とも表現します。そういったことから、「干錦玉」の他にも「干琥珀」、「琥珀糖」と呼ばれることもあるのです。

つまり、錦玉羹(金玉羹)は型に流して冷やし固めたゼリー状の和生菓子、琥珀糖とも呼ぶけれど、現在は常温で乾燥させたものが主流。干錦玉は錦玉を乾かしたものなので、琥珀糖と同じというわけです。

食感と製法がやや異なりますが、どの呼び方をしても間違いではないようですね。

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